2024/11/30 09:08

「ギアオイル」とは?
車用オイルでは「ミッションオイル」「デフオイル」とも呼ばれます。エンジンと比べてより高い荷重と負荷がかかる厳しい状況下で金属を保護する必要があります。
⚫︎ギアオイルがエンジンオイルと異なる点は?
①極圧剤が大量に入っている
②粘度指数向上剤が超高性能 です。
①ギアオイルの独特のイカ臭いにおい?は
大量に添加されている硫黄系を中心とした極圧剤の臭いです。極圧剤とは金属と金属が極めて強い力で擦れ合う「境界潤滑」状態で金属同士が焼け付かないようにゴリっといかないように、働きます。
金属表面を柔らかく溶かすことで効果を出しています。
⚫︎ゾウさんオイル(プライマリー&ギア)の特徴。
ゾウさんオイル(ギア&プライマリー用)はこの極圧剤を使用していないので、金属表面を溶かしません。
要するに高粘度なエンジンオイルです。
高粘度で更にトランスミッションに使っても、粘度低下が少ない高級品を使用しています。
ハーレーのギアでは車のように大きな力がかからない為にこのような金属を溶かす極圧剤は不要と考えております。
CVOモデル等高級モデルには標準で使用される純正化学合成油(⚪︎⚪︎⚪︎3やヘビーデューティー140番)も同じく極圧剤を含まないエンジンオイルベースでプライマリーやギアに使われていますよね!
トランスミッション(ギア)をもっと保護したい、軽くシフトチェンジをしたい方は別売りの(ゾウさんブースト)をオススメしています。
前回のブログでご紹介した通り、金属を溶かさない最先端の極圧剤&摩擦半減剤です。
◾️前回のブログ
https://www.crazymotorcyclelife.com/blog/2024/11/28/210600
エンジンとギアオイルにご使用ください。
摩擦熱低減、トルクとパワー向上、レスポンス向上、メカノイズ低減、燃費向上、各部品の摩耗低減等が期待できます。
※プライマリーオイルや水冷モデルのエンジンに使用すると摩擦が半減するので、クラッチが滑ります。ご注意ください。
②ギアオイル用の粘度指数向上剤はエンジンオイル用よりも非常にせん断しづらい(ポリマーが切れにくい)高性能品を使用します。
当店のオイルにもこの高級品が使用されています。
これはギアが粘度指数向上剤をせん断(切る)し粘度低下してシャバシャバになるのを防ぐためです。
一般的なエンジンオイルをギアオイルに使用するとすぐにシャバシャバに…。
なぜ一般的なエンジンオイルにギア用の高性能粘度指数向上剤を使用しないのでしょうか?
それは高級で更に、添加量が数倍以上必要になるためです。コストがかなり高くなります。
当店のオイルには高級品を使用しています。
グラフで公開している通り、当店のオイルはコストがかかりますが粘度低下が極めて小さいです。

ゾウさんオイルに関してはそもそものベースオイル(PAO+やAn)が高粘度な為にそもそも粘度指数向上剤が多く必要ありません。
※ベースオイル自体が非常に高価です。
エンジンオイル、ギアオイル是非お試し下さい。
リーズナブルに行きたい方は「純正+αスペック」、「プラチナSオイル」どちらも化学合成油100%(g3 vhvi)をご利用ください。